後悔と小舟⑨

逆の対象

 
角馬会を確認すると、コモンセンスはチームにいなかった。どこにいるのか聞くと、適当なチームを放浪していると言った。

結局のところ角馬会で何があったのか分からずじまいだが、それを聞くにはつまるものがあった。

それから数日、特定のキャラでエターナルをやると飽きがくる。
他プレイヤーとは、その間殆ど交流をとっていない。少し気になり、掲示板を見に行った。

コランダムさんと言う人が掲示板で晒されていた。全くエターナルでは見たことがなかったプレイヤーだが、僕がいなかった期間にエターナルをやりはじめ、ブログで、補助しないプレイヤーの非難や、常連の晒し、はじめて一ヶ月にもかかわらず、偉そうにエターナルを語るなど叩かれる要素てんこ盛りのプレイヤーだ。

そして、自分でも有名になることを快感とし、叩きたいならもっと叩け、俺を有名しろと言わんばかりの態度に、アンチ達の荒らし行為を助長した。

短期間で、多数のスレが立ち並ぶのはコモンセンスと同等だろう。今は、叩かれる標的がこの新しい新米常連にうつったが──

その後、エターナルへ向かい、この名前を探した。何度か部屋を入って周り、部屋名を確認していると、コランダムと言う名前を見た。

掲示板で叩かれていたことがなかったかのように、メンバーを待っていた。
エターナル常連らしく、sランク補助キャラで、aaaaキャラ完了すると困ったを連打する。

偉そうにする点に於いては生意気に感じたが、何をするでもなく、プレイヤーが集まると出発した──

プレイ中は、初めてまもないとあって、プレイもぎこちなく感じた。そして、何事もなくクリアする。

エターナルを終えると、掲示板に向かう。そこには、思った通りにコランダムさんの作った部屋が画像で晒されていた。

ついでにリンクも貼ってあったので、それをつたって、コランダムさんのブログにとぶ。そこには、さっきのエターナルプレイヤー全員名前伏せずに晒されていたのだった──

憤り

これは晒しだ。
この行為により、晒しが助長される可能性がある。無関係の常連達が叩かれる。その温床となりえるだ。

フリーランスさんにこのことを話すと、同調する姿勢を見せた。その中で、晒されたプレイヤーの中に、自分のプレイヤー名もあったと話すと、なだめる。

その後、場所を教え彼との話を終えると、僕も掲示板に向かった。叩きはおさまることを知らない。ブログで話す内容一つ一つに対し、アンチ達は批判する。

このプレイヤー気に入らないところが複数あったが、書き込むことは出来なかった──

他スレをのぞくと、t×tとつけ投稿するものがいた。わざと叩かれるようなことを投稿しながら、スレを転々とする。

フレンド切ってしまったが、同士だったので、自ら叩かれる標的になるようなことをするはずがないことが分かっていた。

成りすましている人物。
それは、サイキさんだと言うことは文をみてすぐに分かった。

このまま、このサイキさんの行為を続けさせていいのか?僕は悩んだ。 

その直後自称t×tは、s=スパゲッティ=jpnと投稿した。僕はこれを見て、フレンドを切ることを決めたのだった──

フレンドリスト画面にいくと、彼と話した思い出が蘇ってきた。初めて手紙を送ってきてくれた人。暗闇の中にいた僕を少し暗かったが、あかりのある世界へと導いてくれた人。

レベル的にも、キャラクターの多さも僕とは段違いに強くとても尊敬した。自分も彼と同じくらいに強くなって、並んで歩けるような──

僕は揺れる指でフレンドを削除した。少し罪悪感を感じながら、フリーランスさんに手紙を送った。
サイキさんを切ったと。
彼は、それは仕方がないことだ。とだけ言った。

これ以上彼とフレンドでいても、関係は悪くなる一方。共感してくれるものがいれば更に荒らしの手が大きくなっていくだろう。これで良かったのだ、僕は心の中で何度も自分の行動を正当化させた──

エターナルを通っているからか、よくいる人の名前は覚えてきた。エニアグラムさんと言う方は、plも持っているキャラクターも豊富で、aaaaランクキャラの殆どがMAXだ。
羨ましく思いながらも、気になるプレイヤーとして、頭に残っていた。

恐ろしさ

掲示板では、コランダムさんが変わらず叩かれていた。あれからずっと話題は全てブログの発言からになった。

ブログ経由で常連と交流していたようで、エターナルについて話し合っていた。
相手のプレイヤー名は、yayo@フリーズさんと言うらしい。

フリーズと言うチームは、昔からエターナル会と並んで、ちらほら見かけた古参グループ。廃課金が多く全員同キャラ縛りや、味方にも確率であたる技縛りなどいろんな縛りで楽しんでいた。

だが、全く関係をもたなかったので、フレンドにもいないし、たまに一緒にプレイするくらいだった。

何故、廃課金グループの一人とコランダムさんが関係をもっているのか?気になって更新をかける。
だが、いくら探しても、理由は見つからなかった──

掲示板に戻ると、一つスレが騒がしくなっていた。それを見ると、コランダムさんの画像投稿について、この場所を知っていると話し合っていたのだ。

そして、その場所を晒すと、後日、コランダムさんのブログは、特定の人だけ公開となったのだった──

掲示板に平穏が訪れたと思われたが、コランダムさんの代わりに「t×t」と言う名前をレスで頻繁に目にするようになった。

サイキさんはそれ程までにt×tを憎んでいるのだろうか。最早、関係ないこと。
そう思いながらも、彼らのことが気になっていた。

しかし、ここで、辞めろと止めに行っても、フリーランスさんのように、対立の関係となるだろう。
僕は衝動をグッと抑えた。

対戦、チームと言った新しく追加されたジャンルは全くやっていない。
久しぶりに何かやってみようと思ったが、過去の決めた記憶がそれを阻んだ。

そこで、僕は、コモンセンスにこの話題を出してみた。最近、対人戦はどうかときくと、矢張り苛立ちがあるらしく、不満を吐いた。辞めればいいではないかと聞くと、ふくびきが手に入るアイテムが欲しくてそこまでは辞められないときた。

全部集めれば、aランクaaランクが手に入り、エターナルで楽しむことが出来る。そうでなくても、高ランクキャラが手に入れば、全体的に楽しむことが出来るし、辞められない。

その考えには同意だった。
僕のキャラクターも、最近はテンプレ化している。新しいキャラクターで楽しくプレイするには、「ふくびき」をやらなければ絶対に手に入らない。
そして、僕は禁を解いたのだった──


対戦とチーム

久しぶりにやった対人戦。
ストレスに思っていたそれは、今やってみると楽しさを感じさせた。
以前の感情はそれらに打ち消される。

負けても、次がやりたいと、対戦をこなしていく。対人戦と、キャラのバリエーションがブランク期間により少なかったからか、負けることも多かった。しかし、少しキャラクターの並びや、他へと変え、今のもてる最大のパーティーとなった。

テンプレと近かったが、なんとかアイテムが全部手に入るまで勝利することが出来た。比較的はじまってから結構経っているという時間的要因もあったが、後半は苦はなかった──


そろそろチームを検討しなければ‥。ミークチームを出てから数チームしかまわっていない。何一つ自分が作ったチームに貢献出来ていないのだ。

そこで、角馬会を調べるが、やけに人数が少なくなっていた。コモンセンスがいた時は、確か、10~20人。若しくは、それ以上はいたのだが、今は、5人とすかすかだ。

中にいるプレイヤーも、plが全体的に低く知らない名前ばかりだった。
確か、リーダーのカルトンは、常連を嫌っている。だから、少なくても不思議ではないが、少なからずは知っている角馬会とつけるプレイヤーはいた。

コモンセンスに何があったのか聞くが、知らないとくる。その4文字ながらも、言いたくないと強く感じさせるそれは、聞き返しを不可能にさせた。
僕はそうなんだと返し、エターナルへ向かった──

適当な部屋に入ると、K&Eさんがいた。だが、何かおかしい。やけに騒がしい。そして、名前に付け足されている。

@フィーリングと。周りを見ると、同じ名をつけたプレイヤー達が何度も嬉しいを連打する。僕もそれにつられて、嬉しいを何度も押した──

それはプレイ中も変わらず、僕以外のフィーリングつけていないプレイヤーさえも、連打させる程の熱気を放った。
エターナルやった中で一番退屈させない時間。僕にはそう思えた。
初めて知った楽しさとは違う本当の楽しさがそこにあった気がした──

昔と今

僕は戦闘を終えると、@フィーリングとつけたプレイヤーに片っ端から申請を送った。このチームに入りたい。
一度エターナルでプレイしただけで、強くそう思えた。

チームを一度検索してみると、どこにも名前がなかった。承認制や、誰でもokにしていないということだろう。

野良で募集は受け付けていない。手紙でのやり取りなおかつ、常連なら大丈夫だろう。僕の歴はかれこれ1年程になる。名前は頻繁に変えているが、テクニックや、aaランク以下使用なので、カテゴライズされている可能性がある。

掲示板での常連基準は高すぎて、僕には無理難題すぎたが、大丈夫だと言う確固たる自信があった。

フレンド承諾を待つ間、新しい名前を考えた。余り思いつかなかったが、とりあえずの名前としてリーリーと決めておいた。

そしてフレンド枠にフィーリングの名前があるのを確認すると、感謝の手紙を送った。すぐにチームの話を持ち出すのは、急ぎすぎと感じたためだ。

少し名前確認すると、その名前はカルトンと同じ@角馬会とつけ、昔僕が低ランクと揶揄していたプレイヤーだった。

今はフィーリングのリーダーのようで、@~とつけていた。
その人のことをコモンセンスに聞くと、女性ときた。 

どんな文が送られてくるのかドキドキしながらも、手紙を待つ。すると、返信が届く。少し長めの文章で♪や、出来るものは全て小文字にし、騒がしい。

普通の挨拶返しで、チーム募集のことは触れていなかったが、一応返信がきたので、僕はそれについてたずねた。

数分後、返信がくるが、少し時間をあけてからメンバーを増やそうと考えているときた。まだチームを設立して「間もなく」、以前のチームでちょっとした「いざこざ」があって、今はまだ集める時ではないのだと話す。
僕は仕方がないと断念したのだった──

久しぶりにフレ枠を確認したが、ところどころ知らないプレイヤー名が複数人点在していて、誰が誰だか分からなかった。
そして、一番最初にフレンドになった顔文字プレイヤーもいなくなっている。

その時は、全く分からなかったので、切られてしまったのだろうと思ったのだった──

攻略サイト

新しいチーム。
エターナルに出没するプレイヤーチームを沢山見て周ったが、入れてくれそうなところが一つもない。

その中でも、エターナル会、フリーズは廃課金しか所属していないし、人数が少なくなっていた角馬会は、フレンドを一週間も経たずに消す鬼畜ぶり。多分少なくなっていたのは、彼の性格に関係するのだろう。

僕はフレ枠から探すことにした。上から下へずっと見ていくと、フリーランスさんの@の後が変わっているのに気が付いた。
すぐに@一期一会はどんなチームかとたずねる。

“いいチームだよ”ときた。
彼と同じチームに入るのもいいが、僕は、そのチームのことを余り知らない。
ところでの話をした。
昔いた顔文字の人は辞めてしまったのかと聞くと、僕と同じく名前を変えて、変わらずエターナルをやっているとくる。
それを聞いて安心した。
まだフレンドの中に彼がいるのか気になるが、今は聞くのはやめておいた──

掲示板にいくと、古くから目にしていたスレが無性に気になった。この掲示板とは関係のない攻略サイトを運営する「やよ」と言う人だ。
そこそこの課金だが、失言を繰り返し内容も浅薄だと言われ叩かれているプレイヤー。

この名前や、その掲示板を外れ、ここで叩かれている理由が知りたかった。いつからだったかは分からないが、必ず掲示板のトップ画面に一つは名前を見せ、今もなお、叩かれ続けるプレイヤー。
とても気になった──

エターナルへ行くと、エニアグラムさんがいた。前に見たときは、グループ名がなかったが、今は@yayo会とつけている。
yayoさんは、確かフリーズチームと言うエターナル廃課金チームに所属していたはずだ。
何かあったのだろうか。
少し考えたが、フリーズチームとの繋がりは無かったので、その場は忘れた。

エターナルの常連と思ったが、aaaaランク育成MAX使用で、圧倒的な力を見せた。掲示板の常連は、僕のエターナルでの常識となっていたが、新しい見方へと変わった。

共通点

aaaaランク使用だったので、簡単にエターナルを攻略出来た。申請画面に行くが、plもキャラクターの量も段違いに多く、申請は出来なかった。

何故、@yayo会とつけているのか、知りたい気持ちを抑えながらも、コモンセンスのところへと向かった──

彼にyayoさんのことを聞くと、以前その人とフレンドだったことがあるが、いつの間にか消えてしまっていたらしい。

元フリーズチームの一員という強いプレイヤーだったため、残念そうにしていた。

彼を慰める文を送ると、直後頭の中に掲示板のことが浮かんできた。ローマ字よみだと確かにそのプレイヤーと叩かれていたあの人は同じ人物だ。

僕は某攻略サイトのやよさんとエターナルのyayoさんは同一人物かたずねた。しかし、その事について、疑問にすることも無かったのだった──

少し気になったので、名前をリリと短くした。そして、エターナルに行くと、再びエニアグラムさんに会う。
今回は、メンバーが中々集まりそうになく、とても時間がかかりそうだ。僕は抜けようか迷いながらも、その場にとどまった。

主も少し困ったのか、低ランクキャラへ変え名前で中々集まらないですね。と話しかけてきた。
会話するためのキャラが無かったため、抜けてキャラ変へすぐに向かった。
そうですねや挨拶を書き、また元の場所へ戻る。

キャラクターは戻していたが、とりあえず挨拶だけした。彼はそれに答えてくれた──

何事もなく終えると、次の部屋を探した。画面に部屋は一つだけで、さっきのエニアグラムさんだ。
部屋に入ると彼はキャラクターを変えた。
僕はなんだろうと、確認すると、チーム探してますか?と書かれていた。

@〇〇とつけていなかったからだろう。僕はそうですね。と返す。
すると、続けてyayo会募集中です。とした。それに返す文は無かったので、僕は部屋を抜け、yayo会に申請した。

yayo会は比較的plが高く、キャラは最大が多い廃課金チームだ。僕のは、強いキャラクターが余りいない。
大丈夫だろうか──

少し不安だったが、承認制なので待つことにした。

新しいチーム

いいチームなら、長期滞在もいいだろう。しかし、いくら待とうとも、受理される気配はない。

そこで僕は、掲示板で時間を潰すことにした。掲示板では、新しいスレ
無課金や、課金で文句を言うプレイヤーに対して否定するスレが立っていた。 

これに対して何も言えないが、以前、僕もサイキさんとともに文句を吐いたことがあるので、一応反論をいれる。

すると、複数のアイコンが表れ、滅多打ちだ。僕も負けじと反論をいれてくが、全く
歯が立たない。矢も盾もたまらずだ。

僕は捨て台詞を吐いて逃亡した。

ゲームに戻りチームを確認すると、チーム承認されている。チャットでは長々と編入の儀を執り行う。

そして、僕に対し複数の人から挨拶がくると、それをかえした。
yayoリーダがチームメンバーが増えたことを祝して午後にエターナルをやることを取り決める。そして、それぞれ時間の都合もあるだろうとのことで、集まらなかったら野良で募集をかけるとした。

いつもやっているエターナルだったが、楽しみでたまらなかったのだった──

その間、エターナルに向かうと、yayoさんが部屋を作っていた。aランクキャラクター募集をかけ、あと一人で満員だ。

僕はすぐに部屋に入りまもなく出発した──
一戦目二戦目と慎重にこなしていったが、三戦目に入ると、レベルが高くなる。
ダメージでのゲージの減りが半分以上と苦戦を強いられる。キャラが何体か毎ターン瀕死になり、一体でもやられればそこで終わりそうだ。

毎回の回復もぎりぎりで、失敗すれば一気に負ける。僕は慎重に選びながら、着実に削った。しかし、運悪く離脱者がでてその時はクリア出来なかった──

エターナルを終えると、チャットで挨拶を交わした。“とても残念でしたね。”と悔しそうに文を連ねる。
それはそうだ。あれを終えれば、あと2戦でaランククリア出来たのだから。
しかし、僕は、今回のことで初のクリアをこの目で拝める日がいつかくると予感したのだった──

喜びと解消

それから何回かエターナルをやり、時間をむかえた。 
チーム募集で、リーダーは名前をなんでもOK@yayo会とし、メンバーは半数以上埋まっている。
中では全員がyayo会メンバーで、僕が入るのに気付くと嬉しいを押した。

僕はそれに返し、適当に自分の中でテンプレ化しているキャラクターで出発を待った。すると、最後に同じyayo会メンバー最高ランクを誇るプレイヤーが入って限定キャラ最高レベルで完了し、直後に出発する──

なんでもOkとあったように、前半から後半まで火力で押し切った。僕のキャラクターは見てるだけで何も出来なかった。
強豪プレイヤー達の強さを垣間見た瞬間だった──

クリア後、皆感謝を告げる。
yayoさんの話では、新しい部屋を作ってもう数回だけやるという。
さっきのプレイを見て分かったことだが、掲示板常連ルールのaaランク使用は、彼らには関係のないことなのだと知った。

エターナル常連への信仰心が厚いのか、もう一度入ることは出来なかった。

コモンセンスと話に向かう。

「新しいチームに入った」
それを話すと、彼も「俺は@ヘラヘラ町に入ったよ」と言った。

エターナル常連チームとは違うチーム。他の協力プレイで、たまに見かけるチーム名だ。エターナル以外では今まで一度も考えていなかった。
もし、新しいチームを探すのなら、エターナル常連者以外。それを視野に入れることも考えたのだった──

チームに戻ると、yayoさんがちょうど部屋を作っているのを見た。
前を見てみると、僕がいない間に2回程やっていたようだ。

もうメンバー締切間近だったので、いそいで中に入った。なかでは、yayoチームメンバーが揃っていた。僕はすかさず使いたいキャラクターで完了した。

今回は難易度の低さからか全員aaランクだったが、安定感は変わらず、全大敵に圧倒的な力をみせる。
僕はそれらに惚れ惚れしたのだった──

終えると、申請画面になった。
僕は見ずに次へを押す。
そのままトップ画面に戻ると、手紙が騒がしくなっているのに気が付いた。
それは、yayoチームの一人からのフレンド申請だった──

変化2

そのプレイヤーは、ドリア@yayo会。昔に一度フレンドだったが、いつの間にかに切られてしまったプレイヤーだった。
リストのフレンド登録順で、上の方になっていなかったため、すぐに分かった。

そこそこ強いプレイヤーだが、少し鼻についたため、チームで“ドリアさん、フレンド申請して頂きありがとうございます。”と挨拶をしておいた──

掲示板では、以前の不満叩きスレが終息していた。僕以外に反発するプレイヤーが一人もいなかったようで、僕排除終わりの質問者の勝ちだ。

他スレを見ると、t×tと名前を変えない掲示板荒らしがせこせこと、いろいろなスレを彼を荒らしと吹聴し、共通認識とさせようとしている。

もうあれから大分時間が経っているはずだ。なのに、なぜ、サイキさんは彼のことをそれ程までに憎んでいるのだろうか?
フレンドを切ってしまったことが、彼の投稿を見るたびに思い出される。
僕がフレンドを切った。そして、彼のことを一人にさせてしまったのだ。彼を掲示板から離させる。だから、それが僕のすべきことだ。僕は覚悟を決めた。
何度でも彼に返信し、彼に掲示板を辞めさせる──
 
戻ると、他にもフレンド申請が送られてきていた。エニアグラムさんだ。僕の言ったあれに触発されたのだろう。そしてもう一人だけフレンド申請がきていた。ノウさんと言うyayo会で一番PLの高いプレイヤー。
僕とは100近く違うのでフレンド申請が来たことには、とても驚いた。
ありえないことだと思った僕は、間違えて送ってしまったのではないかと疑った。

フレンドに少し相談した。
コオロギ@角馬会さんにこのことを話すと、凄い、羨ましいとくる。
僕がフレンドになるべきかをたずねると、絶対なるべきだと言った。

僕はその言葉の通りにフレンドを受けたのだった──

一応、2人には手紙で挨拶し、チームに戻った。チャットでエターナルチーム募集はラストと言い、募集をかけていた。

最後ならと、チームに入って3回目のエターナルへ向かった──