勘違いさせる方が悪いという考え方

これについてどう思われるでしょうか?普通に勘違いさせるって言うのは、例えば、勉強が得意だと思われて実の所は真逆だったり。A、Bと言う人間がいた時、Aと言う人間を擁護しながら話すからAを支持しているのかと思いきや、B支持者とそんな風に、傍から見れば、絶対こうだろうと考えられるところ、全く逆だったりした時、勘違いさせたとなりますよね。

ただ、どちらが悪いんでしょうか?白黒はっきりつけたい人も多いでしょうが、僕はとりあえずのところこう考えます。どちらが悪いかは場合によると。

僕はそういうことよく調べるんですが、否定派の方が多い。まぁ、勘違いさせた人間と言うのは、ある意味犯罪で言う加害者ですから、何もしていない、聞いて勘違いしたBは被害者と言う相互関係になってしまうのです。

では、どうして、僕は場合によると言ったのでしょうか?

これを考えてみてください。

円高、円安。多分、昔に習ったと思いますが、

円高は果たしてどちらの方が当てはまるでしょうか?
1ドル=35円、1ドル=135円

パッと見だと1ドル=135円ですよね。円が高いんだから。でも、これの意味するものは違うんです。円の『価値 』が高いって意味なんです。

つまり、1ドルをどれだけ安く取引出来るかってこと。アメリカで1ドルが日本円に換算すると、100円くらい価値だとしたら、135円払って1ドル貰うだと損してますよね?(日本では10円ガムが13個買えるのに、アメリカでは10円ガムが10個しか買えないということ。)

つまり、そういう事なんです。

他にも考えてみましょう。

エスカレーター、エレベーター。とても間際らしいですよね。

でも、その英単語の意味を知っていると、そういうことなんだ!ってきっと思えるはずです。

エスカレートの意味はじょじょに段々と(広がる~)みたいなニュアンスがあります。(段々との時点で、階段を連想出来るはず。なので、エスカレートは段々なんだ~と思えれば、エスカレーターは階段だとすぐに分かりますよね。)

エレベートには、持ち上げるって意味があります。エレベーターは上に持ち上げる。つまり、階段上のあれと比べると(回転寿司みたいな感じに動いてて)、やっぱり上に持ち上げてますよね。(下に行くがないのはご愛嬌。)

これらの事を間際らしい、勘違いさせる方が悪いと揶揄してみましょうか?

しかし、そうすると、言葉が制限されてしまいどんどんと悪い方へ悪い方へと進んでしまうのです。

ですが、これらの事は意味を知っていると、勘違いはほぼ無くなりますよ。どうしてそう言っているのか?考えてみることはとても重要な事です。

有名人だったら、昔の発言や性格から、その人がどういう意味を込めてそう言っているのか?ただ、相手が悪いと言うのでなく、少し立ち止まって考えてみましょう。

もしかしたら、その人の考えが分かるかもしれませんよ。

理解というものは難しいものです。多くの人に理解される、分かりやすいと太鼓判をおされる講師でも、少なからずは、理解できないって人が一定数はいるんです。勘違い、勘違いではないと両極端にならず、大事なのは中庸ですよ。

終わりです。